Keijiweb ver 6.24 - 古いスマホを防水省エネな登山用GPSとして利用する方法

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■ 古いスマホを防水省エネな登山用GPSとして利用する方法 2012年10月27日
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スマホが生まれてはや10年。機種変で余ったスマホが引き出して眠っている方も多いと思います(※)。そんなスマホを登山用のGPS専用機として活用するのはどうでしょうか?

※スマホの電源を切って保管する場合、バッテリー残量は50%程度にしておくとバッテリーが劣化しにくいとされています。満充電や空っぽだと劣化が進み、最悪膨らみます。50%くらいにして電源を切り、冷暗所で保管してください。

SIMなしでもスマホは便利に使えます

SIMを抜いてもスマホの機能自体はほとんどそのまま使えます。要は、無線LANしか使えないパソコンと同じようなもんです。GPSやコンパス、ジャイロセンサーなど各種センサーもそのまま使えます。

もちろんSIMを抜いてもGPSで現在地は表示されます。外に出るとネットに繋がらなくなるのでデータの更新はできなくなりますが、キャッシュ型のGPSアプリで地図をキャッシュしておけばスタンドアローンのGPS端末として使えます。



現に、私はiPhone4S、5、5s、6plusをSIMなしで使っています。AndroidもAscendG6、nexus5、arrows M03などをSIMなしでGPS端末として使っています。



アプリは自作の登山用GPSアプリ、ジオグラフィカを使用しています。



ジオグラフィカ公式サイト

使い方の説明書

SIMを抜いても圏外でもGPSは使えます

たまに携帯圏外ではスマホのGPSは動かないと思ってる方がいますが、そんなことはなくて、普通に動作します。GPS衛星からの信号を受信して現在地を特定するわけですから、携帯圏外かどうかは関係ありません。

携帯圏外でも使えるし、SIMが入ってなくても使えるし、機内モードにしても使えます。

ただし、ネットからの情報を使って短時間で現在地を割り出す『A-GPS』という仕組みを使えなくなるので、最初の測位に少し時間がかかります(3分くらい)。不都合と言えばそれくらいで、ネットから切断されていてもGPS自体は動きます。

また、A-GPSは測位時間を短くするための機能で、精度には関係ありません。ですからGPS衛星からの信号だけでも十分に正確な現在地を割り出すことが可能です。

SIMなしのスマホは登山に使えます

SIMなしのスマホは携帯電話網の電波を探さなくなるので、要は機内モードに近い状態となります。なので、山中でのバッテリー消費は少なくなります(Wi-Fiは探しますが)。



機内モードにしたスマホでGPSログ(トラックログ)を記録した場合、満充電のiPhone7で24時間程度は記録できます。バッテリーサイズがもっと大きい機種なら40時間近くいけます。



山中でスマホを使うのに大事なのは、SIMを抜いてしまうか、機内モードにするかなど、携帯電話網の電波を探さなくすることです。機内モードにすれば山中での消費電力は半分以下になります。

じゃあ防水はどうするの?

ここまでで、

・SIMなしのスマホは無線LAN専用の情報端末として使える。
・SIMなしでもGPSは使える。
・SIMなしや機内モードだと山中でも電池が保つ。

SIMなしのスマホでも登山に使えるという事が解っていただけたかと思います。でも、登山に悪天候は付きものです。だからどんなに晴れていても雨具を持って山に行くわけです。

雨が降ってきたらザックに仕舞えば壊れずに済みますが、天気が悪くて視界が効かない時だからこそGPSを使いたくなるもの。非防水のスマホを登山に使うなら防水対策が必要です。



LifeProofです。ちょっと値段は高いですが(異様に安いのもありますが偽物の可能性があります。適価は8000円前後です)、防水ケースとしては薄型でスタイリッシュなのが特徴です。当サイトでも以前詳細を紹介しました。

iPhone 4/4S用防水防塵耐衝撃ケース「LifeProof」を買ったよ



勝手にCM動画を作っちゃうくらい大好きなケースです。


水深1mまでなら水没しても大丈夫です。


雪に埋まっても平気です。ただし、iPhoneは0℃以下になると自動でシャットダウンするので冷やしすぎには注意。


真冬の奥多摩くらいなら使えます。


胸ポケットに入れておけば自動でシャットダウンという事態も防げます。

そしてLifeProofの良い所は、ケースを着けたまま充電出来るところです。


ケースに入れたまま充電出来ます。ただし充電中は防水性能を失いますので注意。

といっても高いよね…と思ったら

言ってもタッパみたいなプラスチックケースに8000円は高いです。という方は、安めの防水ケースも幾つか出ていますので紹介しておきます。


  

ただ、当方は試していませんので実際に良いものかどうかは分かりません。レビューを参考に自己責任で購入してください。

よく封筒タイプの防水ケースがありますが、ビニールの接合部分が裂けたり微妙に使いにくかったり、あまりおすすめできません。そういうのを買うならジップロックのフリーザーバッグSサイズがおすすめです。ストラップは付けられませんが、雨蓋に入れてログ取りに使う程度なら役立ちます。



初めから防水の機種を買うのがいいですな

iPhone7も防水になりましたし、Androidには防水の機種がたくさんあります。登山に使うのなら、防水ケースなんて邪魔なものを使うよりも最初から防水の機種を買うのがよいでしょう。

とは言え、iPhoneが防水になってまだ日が浅く、旧機種といえば非防水が多かったりします。防水ケースやジップロックは有効です。

古い機種はGPS精度もそれなりですが

スマホのGPS性能は世代ごとに良くなっていて、iPhone5とiPhone7をくらべればやっぱり7の方が正確です。となると、iPhone5を使うよりも7をメインに使って5を予備機にするほうが良いような気もします。

Androidも同様で、2013年以前の機種はOSの安定性からしてヘボいので、いくら余っているからと言って荷物を増やして山に持っていく価値があるのか?というのは考える必要があります。

性能が劣る旧機種をどう使うか?旧機種をGPS端末として使って、最近機種を温存するか。最新機種を積極的に使い、旧機種をバックアップとして温存するか。あるいは両方GPSログを取って性能を比較するか。

要は、趣味の問題となります。

モバイルバッテリー

よくスマホは登山に使うとバッテリーが保たないなんて言う人がいますが、実際は上に書いたように機内モードにすれば24時間程度ログを記録できます。24時間で「保たない」って言われちゃうんじゃ16時間しか使えないガーミンGPS専用機の立場がありませんね。

ただ、カメラやネット端末、音楽プレイヤーなどとして使えばそれなりにバッテリーは消費しますからモバイルバッテリーは必須の装備です。

容量はいろいろありますが、10,000mAh程度あれば2泊くらいいけます。

  

4泊以上するなら20,100mAhなんてバカみたいな大容量バッテリーもいいでしょう。



充電のし忘れ、ケーブル忘れに注意してください。また、モバイルバッテリー自体は防水ではありませんから、ケーブルと一緒にジップロックに入れておくとよいでしょう。

まとめ


『SIMなしスマホも登山用GPS端末として使えます』

ジオグラフィカ公式サイト

最新機種のバックアップとして使うか、最新機種を温存して旧機種を積極的にGPSとして使うかは、自由です。


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