学研の「大人の科学」を読んであたしは驚いたわよ。あまりの驚きに脱糞しそうになったわよ。「伊藤ガビンの大人の宿題提出」っていうコーナーがあるんだけどね、そこでアルコール5%のビールを造ってたのよ!!!
えー!!!マジでー!!
え?何が驚きかって?
日本ではアルコール1%を超える酒を勝手に醸造することは違法なのよ。酒税法で決まっていて、税務署の免許(※)が無いと酒を造っちゃいけないのよ。捕まったら5年以下の懲役または50万円以下の罰金と道具などの没収よ。
※免許をもらうには年間6万リットルとか大量に作り酒税を納付しなければならない。
それを学研という会社の「大人の科学」で堂々とやってたのよ。ビックリよ。「国税の人間も酒を造る事がなんで悪いのか説明出来ない」とか「どんどん作っちゃいましょう。これは闘争なんです!」とか書いてたけど違法なのよ。
でも、憧れるわね。
「さすが学研!!俺たちにはできないことを平然とやってのけるゥ!そこにしびれる!あこがれるゥ!」
ってなもんよ。
なんせあたしも家で酒作ってるもの。あらやだ、アルコール1%未満に決まってるじゃないのよ。あたしはヘタレだからお上ににらまれるのはいやよ。外国じゃ一定量以上の酒を造る場合は免許が必要で、家庭で作る分には自由って場合が多いのよ。早く日本でも規制緩和して欲しいわね。
まぁ、実際この法律で捕まる事なんてないんだからほんと、「大人の科学」にも書いてあったとおり「どんどん作っちゃえば」良いと思うわ。東急ハンズに行けばビール作りに必要な道具のセットが売ってるわよ。作り方も付いてるからその通りに作れば自家製ビールの出来上がりよ。
でもね、酒作りって本当はもっと簡単よ。ハンズでワイン酵母(500円位)を買ってジュースと混ぜて空きビンに入れて置いておけば酒になるわ。作る時に砂糖を入れるとアルコール度数が上がるのよ。砂糖がアルコールの原料になるからね。
1.酵母を手に入れる。ハンズで売ってるわよ。干しぶどうも酵母が付いてるけど上級者向けね。
2.奇麗に洗った空き瓶かペットボトルに酵母、ジュース、お好みで砂糖を適当に入れる。
3.暖かい窓辺にキャップをゆるめにして置いておく。3日くらいで酒になる。3日目にキャップを閉めてしばらく発酵させると強い炭酸の酒になる。
(アルコール1%に抑えたい場合は、ジュースを水で薄めます)
4.飲み終わったらビンの底に酵母が溜まるのでそこに材料を入れて放置すればまた酒になるわよ。酵母の無限増殖ね。カスピ海ヨーグルトみたいに株分けすることも出来るから作る量を増やせるわ。
市販の酒とは全然違う美味しさよ。酵母が生きてて香りも良いわよ。
いっぺんでも自家製酒の味を覚えたら、本当に世界が変わるわよ。酒は買う物ではなく作る物だったのか!!って思うはずよ。それくらい美味いわ。大体1リットルのフルーツジュースが100円で、それが酒になるんだから最高よね。発泡酒よりも安いわよ。
本当に、騙されたと思っていっぺん作ってみなさいって。あたしの一押しよ。ホントに美味しいから!
注意事項を追記 密造酒の作り方。その2。
※この文章はフィクションなので実際には酒とか全然作ってませんってば本当ですってば。よろしくお願いします。写真はリンゴサイダーを写した物ですよ?
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