過去には18650電池を試したり色々やりましたが、最近はモバイルバッテリーを使うのが手軽で確実、安全性も高いです。価格もずいぶん下がりました。
モバイルバッテリーの定番 まず、モバイルバッテリーですが大容量化と低価格化が進んで、13,400mAh(iPhone6なら4回半分)のモバイルバッテリーが2,500円くらいで買えます。
バッテリーセルはパナソニック製で過充電、過放電の保護回路付き。信頼性も上がっています。とりあえずcheero製品を買っておけば間違いはないでしょう。
日帰りなら3,350mAh、一泊で6,700mAh、三泊までなら13,400mAhくらいあれば余裕でしょう。
1週間くらいの縦走なら20,100mAhとバックアップで3,350mAhを持てばいいんじゃないでしょうか。
cheero以外だとAnkerも低価格大容量で人気があるようです。
機内モードのGPS動作 iPhoneはiOS8.2までは機内モードにするとGPSが動かなくなっていましたが、8.3からは機内モードでもGPSを使える様になりました。機内モードにすると消費電力が激減するので山中では積極的に機内モードにしましょう。
以前はSIMをPINロックするとか小細工が必要でしたが、今は機内モードにするだけなので簡単です。
Androidは以前からほとんどの機種で機内モードにしてもGPSを使えます。GalaxyS2など古い機種の一部で機内モードにするとGPSを使えなくなる物がありますがごく稀で、知る限りGalaxyS2だけです。
トラックログを取る場合の稼働時間 ジオグラフィカでトラックログ(GPSログ)を記録する場合、満充電からの連続稼働時間はおよそ下記の通りになります。
※機内モードで、iPhone版はジオグラフィカのGPS精度を『省エネ』にした状態。
・iPhone5,5s,SE 1時間に5.5%消費(18時間)
・iPhone6,6s,7 1時間に4.2%消費(24時間)
・iPhone Plusシリーズ 1時間に2.7%消費(36時間)
バッテリー容量を80で割るとおよその稼働時間になります。もちろんカメラや音楽再生など、使い方や気温によって変わります。
・AscendG6(2000mAh) 1時間に4%消費(25時間)
・XperiaZ5Compact(2700mAh) 1時間に3%消費(33時間)
・Nexus5(2300mAh) 1時間に2.6%消費(38時間)
・arrows M03(2580mAh) 1時間に3%消費(33時間)
Androidスマホは総じてバッテリー容量がiPhoneより大きいので長時間使えます。低価格スマホのAscendG6ですらiPhone6より容量多いです。
古いAndroidスマホはバッテリーの保ちが悪いイメージがありますが、最近の機種は機内モードにしてトラックログをとる限り、iPhoneより長時間使えます。
ソーラー充電器 ほんの数年前は何万円もしたソーラー充電器ですが、最近調べたら4600円程度になっていました。
重さは380gありますから、モバイルバッテリーにしたら20,100mAhのものと同じくらいです。1週間程度までならモバイルバッテリーでまかなえるので、ソーラー充電器の弱点などを考えると使う理由は少ないです(時間がかかる、天気や時間によっては発電できない)。
詳しいレビューはコチラ『スマホはソーラーバッテリーで充電できるか?』
でも、使ったら終わりのバッテリーと、太陽さえ出ていれば限りがないソーラーバッテリーは単純に比べられる物ではありません。そう、発電にはロマンがありますw。
不便さや重さに対する効率はともかく、山中で発電するというのはなかなか愉快です。
怖いのは故障ですかね。大きい分モバイルバッテリーよりは壊れやすそうです。
ソーラーパネル3枚の21W版もありますが、スマホの充電なら15Wで十分かなと思います。
趣味の充電器なので、効率なんかどうでもいい、発電を楽しみたいんだという方だけ手を出してください。
まとめ ・モバイルバッテリーは大容量、高信頼性、低価格化が進みました。 ・登山で使うなら、今のところ機内モードにするのが最も手っ取り早く省エネで使えます。 ・スマホのバッテリー容量を80で割ると、トラックログを記録したときの稼働時間がわかります。 ・ソーラーバッテリーも安くなりましたが、1週間までの縦走なら普通にモバイルバッテリーを持つ方がいいでしょう(趣味なら止めませんが)。
18650電池とか買って遊んでた頃が懐かしいですね。
いい時代になりました!
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