Keijiweb ver 6.24 - 雪山でのiPhone使用について

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■ 雪山でのiPhone使用について 2012年03月06日
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雪山でiPhoneは使えるのか?

DIY GPSなど山用GPSアプリの普及により雪山でもiPhoneを使いたいというニーズが生まれました。しかし、iPhoneは防水ではなく動作可能温度も0℃以上です。画面は静電容量式タッチパネルですから手袋をしていると使えません。

つまり、iPhoneはあまり雪山向きのハードウェアではないのです。が、なにが出来てなにが出来ないかを判っていれば使えない事もありません。今回はどうしたら雪山向きでないiPhoneを雪山で使えるかを考えてみたいと思います。

防水ケースの使用

まず気になるのが防水性。うっかり雪まみれになったら壊れてしまいます。そこで使うのは防水ケース。何度か紹介しているLifeProofを使えばiPhoneが防水携帯に早変わりします。

LifeProofの良いところは、防水ケースでありながらスリムでハードウェアスイッチを全て使える点。値段はなかなかですがお勧めできる防水ケースです。


水没させても大丈夫です。

[参考]雪山でLifeProofに入れたiPhoneを水没させてみた




タッチペンの使用

次の問題は静電容量式タッチパネルです。感圧式と違って手の静電気を利用する静電容量式は普通の手袋をしていると使えません。指先が電導布で出来ているスマートフォン対応手袋を使えばいいのですが、スマートフォン対応手袋は指先が薄くて厳冬期に使うのは厳しかったりします。布地が厚いのがあればいいのですがなかなかありません。

そこでタッチペンを使うことになります。例えばこんなの。



これを使えば手袋をしていてもタッチパネルを操作できます。が、注意点があります。スキー用などで手袋に厚みがある場合はタッチペンを使ってもタッチパネルが反応しない場合があるのです。

タッチペンと指の距離が遠くなると静電気が伝わらないらしく、厚い手袋をしているとタッチペンで画面を触っても反応しにくいです。



解決策は、ペンを強く握る事。すると、タッチペンと素手との隙間が減るので反応するようになります。もしくは、インナーとアウターが分かれている手袋であればインナーをスマートフォン対応手袋にすると反応がよくなります。



結局、タッチペンと言っても人間の手の静電気を媒介しているらしく手を離れると使えない様です。タッチペンを使う場合は手袋の厚さや握り方に注意してください。

雪山現地でタッチペンを使えない事が判ると途方に暮れると思いますので、必ず家で手袋をしてタッチペンが反応するか確認しておきましょう。僕は現地で気付いて途方に暮れました(その日の夜、解決策に気付きましたが)。


低温時の挙動

最後は低温への対応。僕は-2℃程度でしか使ったことがないのですが、そのくらいの温度ならジャケットの胸ポケットに入れておけば大体使えます。



が、ポケットから長時間出してiPhoneが冷えてしまうとシステムが終了してしまいます。実際に使った感じでは、バッテリー残量が30%を切ると本体温度が氷点下になる前にシステムが終了します。ですから、雪山でiPhoneを使う場合は特にバッテリー残量に注意する必要があります。

バッテリーが少なくなってきたら30%を切る前にモバイルブースターなどで追加充電をしてください。その場合はケースを外さず充電できるLifeProofが便利です。充電中は本体も温まるので低温によるシステム終了はなかなか起きないと思います。

-10℃以下など、もっと寒い場合はポケットに使い捨てカイロやハクキンカイロを入れておくのもいいかもしれません。その場合は逆に温まりすぎによる故障に注意が必要です。そこまでしたくない場合は、ジャケットのポケットじゃなくもっと体に近いレイヤーにiPhoneを入れるなど、体温で温める方向で考えるのもありかと思います。

まとめ

・防水ケース、スマートフォン対応手袋、タッチペン、モバイルブースター、低温への対応などそれなりの備えがあればある程度の雪山でもiPhoneを使うことは可能です。

・厳冬期の3000m峰で悪天候など本当の極限状態では判りませんが、厳冬期でも晴れた日中の2000m峰程度ならいけるかな、というのが実感です。

・もし使えなくなった場合に備えて紙の地図やコンパスは持つとして、使える状況では積極的にiPhoneと山用GPSアプリを使うことで雪山登山を安全に楽しめるのではないかと思います。

※書いてあるとおりに使ってiPhoneが壊れても責任は負いかねますのであくまで自己責任でやってください。僕は防水ケース、タッチペン、モバイルブースターを使って雪山でDIY GPSを入れたiPhoneを便利に使ってます。楽しいですよ。



DIY GPS
http://diygps.net/


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