Keijiweb ver 6.24 - 何も知らない人向けサバゲー講座 第4回「銃に装着する光学器機について」

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■ 何も知らない人向けサバゲー講座 第4回「銃に装着する光学器機について」 2010年08月03日
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こんにちは、サバゲーに興味がある人も無い人もちょっと読んでみてください。何も知らない人向けサバゲー講座、4回目は光学器機について説明します。光学器機とはなにか?銃ってのは狙いを付けないと当たりません。小さな弾丸で標的を狙うわけですから。そこで、正確に狙うための仕組みが備わっています。

代表的なのがアイアンサイト。

アイアンサイト



はい、M933コマンドという名前の銃ですが、取っ手みたいのが付いていますね。これが標準のアイアンサイトです。狙いを付けるのにも使えて、持ち運びの時にはキャリングハンドルにもなるという便利な装備です(※)。

※…エアガンの場合は強度の問題からキャリングハンドルを持って銃を振りまわしたりすると壊れる場合があるようです。注意しましょう。



狙うときは銃の先端に付いている照星(フロントサイト)とキャリングハンドルの後ろ端についている照門(リアサイト)を重ねて狙いを定めます。それぞれ調整できるようになっているので、試射しながら調整して弾道とサイトが一致するようにするわけです。



M16やM733はキャリングハンドルを外せないのですが、M4やM933は外れるようになっているので、キャリングハンドルを外してそこに各種光学器機を付ける事が出来ます(20mmレールが付いてます)。

アイアンサイトの良い所
・はじめから付いているのでお金が掛りません。
・メカではないのでまず壊れません。

アイアンサイトのダメな所
・練習しておかないと素早く狙えないし当たりません。
・アイアンサイト自体が邪魔で視野が狭まります
・フロントサイトとリアサイトをピッタリ重ねないと狙えないため、目の位置を両サイトの直線上に置かなければなりません。
・よって、射撃姿勢が限定されます。

次によく使われるのがドットサイト。

ドットサイト




写真のドットサイトは東京マルイのNewプロサイトですが、壊れてしまいました。本来はサイトを覗くと赤い点が見えます。赤い点(ドット)を標的に重ねて撃つと、そこに弾が飛んでいって当たります。ちょっと不思議なのですが、サイトを覗く角度が変わってもドットの位置は変わらずに見えます。例えば、サイトを覗きながら目の位置を左右に変えても銃の位置が変わらなければ標的とドットの位置関係は変わりません。



ドットの位置は縦と横で調整できるので、アイアンサイトと同じように試射しながら調整して、着弾点とドットが重なるようにします。



ドットサイトの良い所は、アイアンサイトのように正確にサイトを覗かなくても狙いを付けられるところ。上の写真の様なスコープタイプのドットサイトでも目の位置が多少自由になるので素早く正確に狙いを付けることが可能です。アイアンサイトで狙うより数段簡単です。



また、この様なオープンタイプのドットサイトもあり、こちらの方が視野の自由度は高いです。



スイッチを入れると赤や緑のレティクル(光点)が表示されます。



レティクル(ドットの別名)は明るさや形を変えられます。インドアでは暗めにして赤い点、外では明るい緑で十字マークなど、状況や好みで設定してください。



色、形、明るさを変えられます。



もちろんドットの位置は調整できるので試射してズレていたら上下に動かしてください(六角レンチが必要です)。



レンズが1枚でむき出しになっているので至近距離からBB弾の直撃を受けると壊れそうです(アクリル板を貼って防御力を上げましょう)。運搬中に壊れることもあるので気をつけてください。



一応運搬や保管用のカバーがあります(付いてくるかは製品による)。

ドットサイトの良い所
・視点がずれても正確に狙えます。
・スコープには赤い点しか見えないのでサイトが視界を邪魔しません。
・素早く正確なサイティングを可能にします。

ドットサイトのダメな所
・銃の機種によっては20mmレールを別に買って付ける必要があります(G3SAS等)。
・スコープタイプの場合は装着にマウントリングと呼ばれる金属パーツを付けて、更にドットサイトも付けるので重くなります。オープンタイプはマウントリングが必要ないので、軽いのがいい人はオープンタイプを選びましょう。
・動作に電池が必要なのでいきなり切れるとただの筒になります。ゲーム終了後のスイッチ切り忘れに注意。予備の電池も装備に入れておきましょう。
・壊れるとほぼ修理不能です。東京マルイのNewプロサイトも海外生産輸入品で修理は受け付けていません。他社の場合、メーカーがどこかも判らない場合があり、壊れたら終わりです。

ホロサイト




EoTechというメーカーのホロサイトをよく見ますが、大抵はレプリカです。ホロサイトと言ってますが、レプリカの場合大抵はドットサイトと同じ原理で、本当の意味でのホロサイトではありません。本来はレーザー投影のホログラフィックをハーフミラーに映すのですが、レプリカの場合はドットサイトと同じようにLEDの光を映しています。



光の色は赤と緑で選べて、明るさも10段階で変えられます。炎天下や森の中では随分明るさが違いますからね。



M933に装着するとこうなります。電池はボタン電池を4個使います。乾電池を使う長めのホロサイトもあるので好みで選びましょう。種類はやたら多いです。

標的と赤いレティクルを重ねて引き金を引くとそこに弾が飛んでいきます。ドットサイト同様レティクルの位置は調整できるので試射をしながら調整しておく必要があります。



ドットサイトと同じで、視点がずれていても正確に狙うことが出来、アイアンサイトのように視界に入ってこないので非常に狙いやすいです。



ホロサイトの良い所
・ドットサイトと同じで素早く正確に狙えます。
・大抵はサイトが四角形なので、丸いスコープタイプのドットサイトより見やすいです。
・レールがあればマウントリングなしで取り付けられます。
・金属のカバーが付いているので頑丈です。

ホロサイトのダメな所
・電池が必要です。サバゲーに行くときは換えの電池も用意しましょう。
・作りがしっかりしているのでやや重いです。
・海外メーカーが作っているので壊れた場合修理の受付についてはかなり謎です。自分で直すか諦めるか・・・。

最後に、狙撃用のテレスコピックサイト(スコープ)について。


テレスコピックサイト





通常、狙撃というと数百m、時には数kmも離れた所から行う物ですが、サバゲーの場合エアガンの有効射程距離が30~40m程度なので、この手のスコープがどうしても必要、という場面はあまりありません。スナイパーライフル(長銃身でエアーコッキングのライフルなど)もアサルトライフルもサブマシンガンも、弾が届く距離ってのは大差ないし40mくらいなら肉眼でも狙えます。

それでもスナイパーライフルの場合、命中精度がアサルトライフルなどより正確ですから、正確に狙うためにスコープを使う場合があります。あと、スコープ付けるとなんか格好良いし、スコープを覗いて撃つと楽しいです。

普通の銃が40m先まで「届く」のに対し、スナイパーライフルの場合は40m先まで「狙える」くらいの差です。アサルトライフルでもフルオートでたくさん撃てばヒットを取れなくもないですが、スナイパーは1発必中を狙うので戦い方がそもそも違います。趣味の違いとも言います。



大抵、装着にはマウントリングを別に必要とします。ゴーグルを付けて覗く事を考えるとハイマウントリングが必要でしょう。低いと見づらいです。

普通はM933の様な近距離戦闘用の銃にスコープはあまり付けないような気がするのですがスナイパーライフルなんて持ってないので無理に付けてみました。小さめのスコープなのですが、やはり銃と比べると大きく見えますね。



このスコープは「3-9X40」というタイプです。「3-9」の部分は3年9組、ではなく、3倍から9倍という意味です。光学ズームレンズって事ですね。通常は4倍程度あればサバゲーでは十分以上に使えるので、スコープの性能で重要なのは最大倍率ではなく最小倍率です。3倍からあるスコープが望ましいでしょう。

「40」はレンズの口径です。レンズが小さすぎると暗い森の中やインドアでは暗くて見えなくなってしまいます。レンズが大きい方が光を多く取り込めて明るく見えるので、30以上の口径が望ましいと言われています。

さて、実際に覗いてみるとどう見えるか。



遠くに見えるのは改装中のマンションです。赤く枠で囲んだ部分をスコープで見てみると。



こう見えます(撮影用に銃から外してスコープだけで使ってます)。これで3倍です。サバゲーならこの程度の倍率で十分狙撃に使えます。



これは9倍。実銃なら遠くにいるマンションの人を狙撃できちゃいますね。倍率が上がると視野が狭くなるので、普通は4倍、上げても5倍くらいで使います。9倍だとちょっと使いにくいです。

テレスコピックサイトの良い所
・遠くの標的を正確に狙えます。
・敵の動きを探ったり索敵に使えます。
・本格的っぽくて格好良いです。

テレスコピックサイトのダメな所
・銃の有効射程が30~40mほどなので、敵もこちらを狙える距離にいる事になります。スナイパーの優位性はサバゲーではありません。
・視野が狭まるので、慣れないと敵を見つけられません。
・スコープで見えていても銃の命中精度が低いと当たらないので意味ありません。
・近すぎる標的は狙えません。
・金属やガラスが多く使われているので重いです。

ホロサイトやドットサイトと違って、スコープは趣味の世界の装備です。俺はついカッとなって買ってしまいましたが、正直ほとんど使っていません。


まとめ

といった感じで色んな光学器機があります。初心者はドットサイトやホロサイトを使うと良いでしょう。アイアンサイトを使って上手い人は格好良いですが、初心者の場合は道具に頼って実力を底上げしないと死んでばかりになりますからね。スコープは趣味の世界です。

サバゲーで使うならホロサイトやドットサイトがいいでしょうね。

買う場合
以前は楽天やヤフオクで買うのが安かったのですが、今はAmazonでも値段が変わりません。初期不良や故障品の場合は返品や返金がスムーズなAmazonが良いかも知れません。

今時はAmazonで買っても楽天で買ってもヤフオクで買っても同じような値段です。ならば返品などの体制で安心なところで買うのがよいでしょう。

故障について
それぞれ、故障したときにどうにもならなくなるのは同じです。スコープはガスが封入されている場合があり、分解しただけでおかしくなってしまいます。ドットサイトもホロサイトも修理を受け付けてなかったり、そもそもメーカーが海外の謎の会社だったりするので誰に修理を頼んで良いかもわかりません(小売店やヤフオクの出品者に言っても無理)。

なので、ある意味消耗品と考えて安いのを買ったらいいんじゃないかと思います。Newプロサイトは自力で直そうとしたけど全く無理でした。

凝り出すと色々欲しくなっちゃう光学器機。サバゲーの時に持ってる人がいたら覗かせてもらったりして、自分の好みに合う物を探してみてはいかがでしょうか。ドットサイトとホロサイトはホントに良い物だよ。実力以上に活躍できる事でしょう(敵も使ってる場合が多いけどなw)。

ではまた。


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