Charu3ってどんなソフト?

 一言でCharu3を表現すると、「キー1発で呼び出し、定型文の貼り付けやテキストの加工をする、入力支援ソフト」と言えます。まずCharu3を起動して、1.エディタで文章の編集中にホットキー(初期設定はAlt+Xです)を押します。2.するとCharu3のポップアップが起動します。3.そこから選んだ定型文がエディタにペーストされます。この3ステップが基本です。

懸賞サイトの入力を楽にしたり、プログラムや定型メールを書く作業を楽にしたり出来ます。

 他にもエディタで選択した文章をHTMLのタグでくくったり、プラグインで処理して文字コードや全半角を変えたりする機能もあります。まずは定型文の貼り付けに慣れ、次に多くの機能を使いこなせるようにするといいと思います。

 Charu3はとにかくテキスト入力を楽に、素早く行うために様様な機能を搭載しています。全て使いこなせればテキスト入力はかなり楽になるでしょう。是非使いこなせるようにドキュメントを読んでください。

 でも最初は定型文を貼り付ける、定型文を自分用にカスタマイズする、見た目の設定を変えてみる、などの初歩の操作に慣れてください。


Charu2Proとの違い
 Charu3の前身として、Charu2Proというソフトがあります。その前はCharu2、その更に前はCharu、そのまた前はTasketと、幾つもテキスト入力支援ソフトを作ってきまして、その最新版がCharu3となります。特にCharu2ProとCharu3は見た目も機能も似てるので「どこがちがうの?今度のCharu」となりがちですが色々と進化しているのであります。

動作速度の向上。ポップアップの起動やデータ処理で大幅に高速化しました。
貼り付け精度の向上。ウィンドウ処理を大幅に変え、貼り付け対象に確実に貼り付けられるようになっています。
仕様の整理。いらない機能や設定はバッサリと切り落とし、仕様の整理をしてあります。シンプルで使いやすくなりました。
拡張マクロを搭載。データの動きを細かく制御する拡張マクロを搭載しました。ポップアップを出さずに定型文を貼り付けたり、マクロ処理を行うことが可能です。
ビジュアル設定。アイコンやポップアップの色など、Charu3の見た目を好みに応じて変更できます。

 Char3を作るにあたって、Charu2Proのソースを見ながら書き直すという作業をしましたので、基本的には全てのソースを書き直しました。その為全体の洗練度はCharu3が上です。Charu2Proで不便が無くても、Charu3に触れれば新しい便利さに気づくと思います。



機能の一覧

 Charu3は色々な機能がありますが、気付かれないために使われない場合もありますので、主な機能を書き出してみました。また、入力支援ソフトは種類が多いので、どのソフトを使うのかの指標になるようにしてみました。参考までにどうぞ。ちなみに記号の意味ですが、は同じジャンルのソフトと比べても優秀な方に入る機能、は機能自体はあるけど制限もある機能、×は対応していない機能です。

機能
対応度
備考
ユーザー管理 マルチ Windowsのユーザー名で管理されます。設定とiniファイルがユーザー別になります。
呼び出し方法 複数 ホットキー(キーダブルクリック可)、トレイアイコンクリック、デスクトップの隅をカーソルで触るなど、複数の呼び出し方法を用意しています。
設定ファイル iniファイル ユーザーごとにフォルダで管理されます。レジストリは使いません。
データファイル バイナリ Charu3形式のバイナリファイルで保存されます。※データ互換プラグインを使う場合はテキストファイルのデータファイルも扱えます。
最大データ数 無限 無限といっても当然データが増えれば重くなりますので程ほどに。あくまで制限はないという話です。
ポップアップ形式 ツリー Charu3はポップアップにダイアログのツリーコントロールを採用しています。多くのソフトはメニュー方式ですが、デザイン的につまらないのと、便利さでツリーを使っています。
Unicode対応

WindowsNT系OS専用ですが、Unicode対応版もあります。表示にも対応している入力支援ソフトはCharu3だけです。WindowsNT、2000、XPで動作します。

貼り付け精度 多くのソフトに正確にテキストを貼り付けられるように細かく設定できます。
データ互換 データ互換プラグインを使えばHotClip形式などのテキストファイルも読み込めます。テキストファイル派も安心。
履歴機能 フォルダに履歴用のチェックを入れると履歴フォルダになります。複数作ることが可能です。
階層履歴 拡張マクロを一行書き込むだけで履歴フォルダに階層設定を行えます。階層は1階層までです。
定型文編集 登録データを選んでプロパティを呼び出すと編集できます。簡単操作でデータを壊すこともありません。
階層登録 登録データはフォルダで管理できますから、整理がしやすくなっています。
ドラッグ&ドロップ 登録データはドラッグ&ドロップで並べ替えることが出来ます。
マクロ機能 簡単なマクロを書くことで、日付や曜日、選択テキストの加工やプラグインの呼び出しなど多くのことが出来ます。
キーエミュレート 簡単なキー入力マクロを使う事で、テキスト貼り付けの途中でキーボード入力を行うことが出来ます。これを使うとウェッブサイトの認証などを自動化できます。更に、貼り付けの前後にキーを押させることも可能です。
ランチャー機能 簡単なマクロを書くことで、ランチャーとして使うことも出来ます。
テキスト整形 これも簡単なマクロを書くことで実現できます。HTML用付属データを参考にしてください。
プラグイン機能 DLL形式のプラグインをマクロで呼び出せます。テキスト変換や情報取得など、様様な機能を追加可能です。
自己診断機能 クリップボードチェインの復旧とタスクトレイアイコンの復旧を行います。他のソフトからの影響を自分で修復する機能です。
複数同時貼り付け 複数の登録データを一度に貼り付ける機能を搭載しています。
ダイレクトペースト 拡張マクロを使い登録データ自体にホットキーを割り当てて、ポップアップを呼び出さなくても定型文を貼り付けられます。
ダイレクトコピー 登録データにダイレクトコピーキーを割り当て、エディタ等でテキストを選択してキーを押すと、データに選択テキストが入る機能です。割り当てたキーに対して専用のクリップボードがあるような感じで使えます。HotKey拡張マクロと組み合わせて使うと更に便利です。

また、フォルダにダイレクトコピーキーを割り当てると、任意のデータだけが入る履歴フォルダのような使い方が可能になります。

自動キー設定 貼り付け対象のウィンドウタイトルから、貼り付け時のキー設定を自動で設定できます。xyzzyなどのちょっとトリッキーなソフトにも対応できます。
インポート&エクスポート 他のソフトやCharu3のデータをインポートする機能、自分のデータの一部をCharu3形式でエクスポートする機能があります。
ストックモード クリップボードの内容を溜め込み、Ctrl+Vを押すことで一つずつ貼り付ける機能があります。クリップボードをFIFO状態にする機能です。
データ移動の速さ インクリメントサーチを応用した、クイックアクセス機能を使えば目的のデータに一瞬でジャンプできます。また、そこから自動で貼り付けをするクイック確定という機能もあります。
画像履歴 × 扱えるデータはテキストのみです。