ポップアップを使いこなしたい!

 Charu3はキーボードで使いやすいように作られています。もちろんマウスでも一通りの操作は出来ますが、スピーディーに気持ちよく使うなら断然キーボードです。この章ではCharu3のメイン画面、ポップアップを快適に使いこなす為の情報を提供します。


キーボードでの操作
 
Charu3はキーボードでの操作を快適に行うために作りこまれています。

キー操作
動作
カーソルキー上下 項目選択の移動。
Shift + 上下キー 次のフォルダに移動。フォルダ間をジャンプします。
カーソルキー左右 親子フォルダへジャンプ。開閉。
Shift + 左キー 一番親のフォルダに飛びます。
スペースキー 項目選択を下に移動。
Shift + スペースキー 項目選択を上に移動。
TABキー or
スペース + Ctrl
複数選択モードになります。これは一度なるとCharu3を再起動しないと消えません。チェックを付けた順に、複数の定型文を一度に貼り付けられる機能です。
Enterキー 決定。選択した項目をキャレット位置に貼りつけます。フォルダの場合は開閉します。
Shift + Enterキー 決定。ただし、ペーストは実行しません。クリップボードに選択したテキストを入れてポップアップを閉じます。キーボードマクロは展開されません。
Deleteキー 選択したアイテムを削除します。
Alt or Appキー テキストリストメニュー表示。
F1キー 選択アイテムの内容をツールチップに表示します。
F2キー 選択アイテムの名前を編集出来ます。
F3キー 次のアイテムを検索(検索条件を指定してある場合)。
ESCキー or
ホットキー
ポップアップホットキー ウィンドウを閉じます。
アルファベット
数字、記号キー
タイトルが一致するものを選択します。例えば、Aを押せばタイトルの先頭がAのものを次々に選択します。

また、確定前(確定時間は設定できます)に次のキーを続けて押せば、更に検索を絞れます。クイックアクセス機能といいます。

データのタイトルの頭に「@a」などと付けて、「@a住所」とか「@lリンク」とかいうタイトルにします。そして、リストを出した状態で「@a」とタイプすると一発で「@a住所」へ飛びます。「@l」で「@lリンク」へ飛びます。



マウスでの操作
 
キーボード向けのソフトですが、マウスでも一通りの操作は出来ます。

マウス操作
動作
左クリック 項目の選択。
右クリック メニュー表示。
ダブルクリック 決定。選択した項目をキャレット位置に貼りつけます。

データにカーソルを合わせる

テキスト項目の内容をツールチップに表示。
ドラッグ&ドロップ 項目はマウスでドラッグ&ドロップして並べかえられます。
枠をドラッグ ウィンドウのサイズを変えられます。
ウィンドウの外をクリック ウィンドウを閉じます。



データの種類
 登録アイテムには4種類あります。フォルダ、履歴フォルダ、ワンタイム項目とロック項目です。

フォルダ
 Charu3は登録データをフォルダで管理することが出来ます。フォルダ中のデータの数などに制限はありません。

履歴フォルダ
 クリップボードの履歴を自動的に取るフォルダです。フォルダなら「プロパティ」「履歴フォルダとして使う」をチェックすれば履歴フォルダとして使うことが出来ます。最大履歴数や、履歴を保存するかしないか、付番するかしないか、などは「拡張マクロ」を書くことで設定できます。詳しくは「拡張マクロ」の説明を読んでください。

ワンタイム項目
 ストックモードの時にクリップボードに入ったテキストはワンタイム項目として蓄積されます。これは一回貼り付けると消えてしまいます。

ロック項目
 これが普通の定型文です。"テキスト項目追加"ダイアログで追加した項目はロック項目になります。ワンタイム項目をロック項目にする事もできます。ワンタイム項目と違って、何度貼り付けをしても消えることはありません。

 よく見ると、アイコンの右上に赤い文字が見えると思います。これは、データの中身にマクロが使われているものです。全部で7種類あります。

D・・・日付系マクロ
E・・・シェル実行
R・・・関連付け実行
S・・・選択テキストマクロ
C・・・クリップボードマクロ
P・・・プラグイン
K・・・キー入力マクロ


ポップアップメニュー
ペーストチェック
 複数貼り付けの為のチェックボックスを出します。チェックボックスはクリックすればチェックできます。

データ追加
 新規

プロパティ
 データの内容を編集するウィンドウを開きます。マクロ、拡張マクロはテンプレートを用意してありますから、コンボボックスから選んで編集してください。

検索
 データを検索できます。一度検索した後は、F3キーを押すと次の候補に飛びます。また、拡張マクロの内容も検索できますから、拡張マクロで設定したホットキーが判らなくなった時は、「Htokey」で検索すれば判ります。内容にチェックを入れれば拡張マクロ内も検索します。

インポート
 外部ファイルのデータをCharu3に取り込みます。取り込める形式はデータ互換プラグインに依存します。Charu3形式の場合はプラグイン無しでもインポート可能です。

エクスポート
 ポップアップで選択しているデータ(フォルダの場合はフォルダごと)を外部ファイルに書き出します。ただしこれはCharu3形式のみになります。オリジナルデータを配布したい場合などにどうぞ。

フォルダをクリア
 選択しているフォルダ内のデータをクリアします。

データをコピー&ペースト
 選択しているデータの複製を作れます。似たような感じなんだけど、ちょっと違うデータを複数作るときに便利です。


データのプロパティ
 各データの内容を編集できます。データ追加のダイアルログも殆ど使い方は同じです。下の例はデータの場合、フォルダの場合は「履歴フォルダとして使う」というチェックボックスがあります。



名前
 データの名前を設定します。

テキスト編集
 ここが貼り付ける定型文の本文です。マクロやキー入力マクロもここに記述します。

マクロテンプレート
 マクロを全て自分で書くのは大変なので、テンプレートを用意しました。コンボボックスから選ぶと貼り付けられます。

ファイル名貼り付け
 指定したファイルのフルパスを貼り付けることが出来ます。

拡張マクロ
 データの挙動を決めるマクロを記述できます。使えるマクロは、そのデータの種類によって変わります。

拡張マクロテンプレート
 拡張マクロのテンプレートです。自動的に使えるマクロだけが表示されます。選んだマクロが拡張マクロのボックスに貼り付けられます。

種類、アイコン
 データの種類と表示に使うアイコンを設定できます。普通は変えなくても良いと思いますけど。