■ ミッドナイト潮干狩り 2/2


■戦闘開始!

対岸は幕張です。
シャッターを長く開けてるので写ってますが、実際は真っ暗です。月明かりでどうにか見える程度。





タイマー使って撮りました。大体一人なので苦労します。

シオフキは山ほどいます。

 現地に着くと真っ暗な三番瀬が広がっていました。しかしよく見ると、200m程岸から離れた所にポツポツと明かりが見えます(海部分の白い点)。驚いた事に、

僕以外にも人がいました。

 ある人は釣り、ある人はマジ装備で貝獲り。世の中には色んな人がいるなーと思いつつ干潟に降りて早速戦闘開始です。

 熊手を入れて掘り返してみると出てくる出てくる、

シオフキが。

この貝、もの凄く沢山いるんですが砂を吐かないので食べられません。誰も獲らないので凄い数が生息しているのです。

 シオフキの波状攻撃にめげずに掘り続けますが、一向にアサリが出てきません。なんなん?冬眠でもしとんの?って位いません。

 おまけに潮干狩りは基本的に体を動かさないので非常に体が冷えます。ここにきて海を舐めきった格好(パーカーと半ズボン)がボディブローの様に効いてきました。足下もサンダルで直に水に触れるので冷え冷えです。気温は大したことありませんが海風が吹いています。パーカーなんて余裕で突き通ります。

 アサリはいないわ寒いわ暗いわで泣きそうになりながら、砂を掘り返し続け、どうにか20個ほどのアサリをゲット。しかしもうすぐ潮が満ち始めます。そこで、ターゲットをマテ貝にシフトしました。



■マテ貝星人大量捕獲。

6月の潮干狩りで撮影。 
流石マテ貝星人です。熊手で掘り返して穴を見つけ、塩を入れるとうじゃうじゃ出てきます。ああ、塩持ってきておいて良かった!(左のイメージは6月に行った時のもの)

ここでアサリの不漁を巻き返し、どうにか満足出来る量をゲット出来ました。

マテ貝様々やで。

 まぁそれでも春の成果と比べたら少ないんですが、そもそもシーズンを外して潮干狩りになんか来てるのが問題なのです。そこは現実を受け止めましょう。


■戦果発表!


結局寒さに負けて帰ってきました。
マテ貝を中心に結構獲れました。

前にもこんなイメージ作りましたが。
相変わらず巨大なアサリです。

ジャーン!!

少ない!!

が、本来シーズンじゃないので仕方ありません。アサリはともかくマテ貝はそこそこ獲れました。1食分にはなります。

 マテ貝用の塩(マテ貝は巣穴に塩を入れると出てくるのです)は保険のつもりで持っていったんですが、本当に持っていって良かった!アサリだけだったら笑うに笑えない、ネタにもならないという最悪の結果が待っていた事でしょう。


 それにしても、三番瀬のアサリは本当にデカイのです。すこし殻が変形していたりしてちょっと怖くもあるんですが、特に問題は無いでしょう。みんな食べてるし。

 資源保護って事で小さいモノは海に帰してきました。来年の潮干狩りまでに大きくなって貰って是非恩返しをして頂きたいと思います。



■美味しく退治!

 一晩砂抜きで置いて料理しました。品目は、

・マテ貝のバター焼き(右下)
・アサリのワイン蒸し
・マテ貝の佃煮(左下)
・マテ貝のダシの鍋
・浦安の神社で拾ってきたギンナン

※クリッカブルマップで、クリックすると拡大します↓
浦安づくし!!

 マテ貝は砂抜きがないのですぐに食べられるのも魅力ですが、これがなかなか良いダシも出すのです。バター焼きの為に一旦ボイルするんですが、煮汁がそのまま鍋のダシに使えます。他に味を足すことなく程よい塩味とうま味で、水菜の鍋にピッタリです。

 
アサリのワイン蒸しも非常に美味しく出来ました。夏のアサリと比べると身が小さいですが、良い味のスープが出ています。ボンゴレにしても美味しかったでしょうね。


■まとめ。

・冬の潮干狩りはとにかく寒い。防寒が重要です。
・アサリは全然いませんでした。やっぱ潮干狩りは初夏です。
・マテ貝は普通に沢山いました。冬狙うならマテ貝です。
・真冬の夜中だってのに三番瀬には物好きが結構集まります。
・冷え冷えで帰ってきて食べたカップスターが凄く美味しかったです。

という事で、4月になったらまた潮干狩りに行きたいと思います。それまでは、封印!


おしまい。

おしまい