■ 各社のエビ率を調べてみる。 1/3
各社のエビ率を調べてみる。

■インスパイアって便利な言葉よね。


エビちゃんが売る、エビフィレオ。270円

今、エビバーガーが熱い。

 先日から、マクドナルドでエビカツを使ったバーガー、エビフィレオが発売されています。期間限定商品ですが好評ならばレギュラーになるかもしれないと言うことです。

 そこでエビ関係のバーガーを調べたら、他のファストフードチェーンでも発売されていることが判りました。

ああ、マックはアレか、今流行のパクインスパイアされたのか。それじゃしかたねーな。

 って事で、各社のエビバーガーについて詳細に調べてみました。食べ、分解し、測定し、そして食べ。総計13個のエビバーガーを食べて作った記録です。ご覧ください。



■マクドナルド。



 まず最初は各社のエビにインスパイアされてエビフィレオを投入してきたマクドナルドさんから。この会社にはアレですよ、30日間マクドナルド生活の時に散々痛い目にあわされたお世話になったので、トップバッターをお願いしました。カメラ忘れたりして結局3回食べました。もう一生食べたくない気がします。

■エビフィレオ 270円 355kcal

 スーパーで一番安く売ってる感じの普通のレタスがモッサリ挟まってて、マックにしては相当エライと思います。

 しかし結局マック味がするのは、衣の匂いがフィレオフィッシュと同じだからだね。エビパティは、むき身とすり身で構成されていて、予想外のエビっぷりでした。

 なるほどなるほど。味はともかく、これだけエビ入れたら270円はするよねぇ、と思った。コレで200円とかだったらインドネシアでエビを養殖してる人が死ぬ。


 ソースはなんかサウザンアイランドみたいなヤツで、可もなく不可もなく。素直にタルタルっぽいのにしてタマネギのみじん切りとか入ってたら嬉しいんだけど高いんじゃろか。

 
マスタードが4点付いてて、それが隠し味になってる風だけど、食べた時は全然気が付かなかったので隠れすぎた感じ。流石隠し味といえましょう。

■分解結果
 全体:158g
 エビカツ部分:82g
 エビ:32g

エビ率:20.25%


 エビカツ部分の油っぽさが凄まじくて、流石マック。手がベタベタになりました。エビパティと衣がかなり融合していて、分解が大変でした。エビは固体が多く、すり身の割合が少ないので頑張ってると思います。

0.11g/円(1円当たりのエビ重量)



■ファーストキッチン。



 次は2番目だけどファーストキッチン。あー、なんかオッサンみたいな冗談書いちゃったよ。ちょっと後悔。でもまぁ、29歳だし。普通に中学生くらいから見たらオッサンだろうし。もういいや、オッサンで。げろげろーとか言っちゃうぜ。って、ファッキンさんの事全然書いてなかった。

 ファッキンさんは、海老かつサンドシュリンプサンドの2種類を売ってるので調べるのが大変だろバカお持ち帰りで買ってきましたよ。って訳で早速どうぞ。

■海老かつサンド 360円 457kcal

 パンが渦を巻いてて、伊藤潤二のうずまきを彷彿とさせます。ファーストキッチンのパンってみんなこうなのかしら。したら渦巻きだらけで恐いわー。恐い恐い、渦巻き恐い。

って、オレが恐いか?引いてるか?


 野菜はキャベツでソースはマヨネーズと中濃ソース。カツっぽさをキャベツとソースで出そうとした作戦は当たってるけど、ちょっと味にメリハリが欲しいかもしんない。

 食べてみると、エビのプリプリ感がかなりすげぇ。よくよく見ると、小さいエビが散らばってるんじゃなくて、海老カツ一辺の長さを持った海老が並べられていた。それが高級感を生んだ秘密で、流石360円という感触。

■分解結果
 全体:152g
 エビカツ部分:73g
 エビ:37g

エビ率:24.34%


 ズラッとならんだ海老が流石。これだけ海老が入ってれば、この美味しさも値段も納得出来るってもんよね。このエビっぷりはノーベル海老賞にふさわしいね。

0.10g/円(1円当たりのエビ重量)



■シュリンプサンド 320円 458kcal

 見た目は海老かつバーガーに似た感じで渦巻くうずまき。渦巻き恐い渦巻き恐い。<もう渦巻きはいいよ

 挟まってる野菜はレタスなので、マックのエビフィレオに似た感じです。しかし、このカロリーがどうだよ。バーガー1個で458kcalって。エビフィレオは355kcalなので、丁度100kcalばかし多い計算。

なにがこんなにカロリーを押し上げているんでしょうか。


 味はマックのエビフィレオに近くて、ジャンク的。海老かつサンドと違ってエビは小さいのが、エビのすり身にちりばめられたタイプです。

 ソースはピクルス入りのタルタルソースで、このピクルスがマックっぽさを加速させてるのかもしんない。

 
レタスと言い、ピクルスといい、見た目もなんか似てるので、マックはファッキンのシュリンプサンドに習ったのかもしんないね。

■分解結果
 全体:154g
 エビカツ部分:68g
 エビ:32g

エビ率:20.77%


 食べた時に感じたとおりのエビパテが出てきました。すり身が多くてチープな感じがするけど、見た目ほどのチープ感が味に出てないのはエライと思う。多分すり身パティの弾力が秘密の鍵で、更にその鍵はつなぎにあると見た。その秘密は不明。

0.10g/円(1円当たりのエビ重量)


■モスバーガー。



 三社目は、食べにくさで定評があるモスバーガーです。ここんちの食べにくさは全国的に有名なので、車を運転しながら食べようものなら、確実に死か、もしくはシャツデロデロ地獄が待ってるレールの先には夏への扉。ルララ♪。350円と、ちょっとお高くとまってる感じで色々セットにして670円。てんやの豪華な天丼食べたいとかちょっと思った。

■海老カツバーガー 350円 390kcal

 流石モスバーガー。もうね、匂いからして食欲をそそる。

 海老のカツの匂いであり料理として美味いよ。タップリのキャベツとタルタルソースの組み合わせはまさに鉄板の美味しさ。350円という値段の高さも当然と受け入れられる感じよね。


 海老はパツパツと食感良いのが入ってて、これがまた結構な量。うっすら塩味で味付けされていて、エビそのものの美味しさが引き立つ感じ・。すり身ではなく海老の身が寄せられたエビカツは、海老の部分を漢字にしたのが勝利の方程式だった模様で最高でした。


流石モスだねヽ(´ー`)ノ

■分解結果
 全体:152g
 エビカツ部分:74g
 エビ:41g

エビ率:26.97%


 海老自身の美味しさを最高に引き出した感じので海老カツバーガー。流石モスという風格漂わせる、エビ率約27%は驚異の結果と言えましょう。

0.11g/円(1円当たりのエビ重量)


次のページでは更に、ロッテリア、ウェンディーズ、ドムドムバーガーのエビバーガーを調査します。

つぎのページへ>>
<まえへ