■　デッカいばらきにK.O負け。　２／２
デッカいばらきにK.O負け。
■筑波大体育会系御用達。
注文は食券で。メニューはどれも低価格。
　RanRan、そこは筑波大の体育会系学生あふるる、カロリーの聖地。工学系もRanRan大好き。日体大学生が喜びそうなメニューのお店が、日本の科学技術をリードする筑波大の近所にあるなんて。

　日本の科学技術はRanRanに支えられてる言っても過言ではありません（多分言い過ぎ）。H2ロケットもRanRanの力で飛んでるのです！アシモもRanRanパワーで走っているのです！（この辺いい加減なので関係なかったらゴメンナサイ）
（BGM：Lovefool :The Cardigans）


■たったひとつの冴えた食べ方。
　大食いの鉄則は時間を掛けない事です。なぜか。それは、消化された食べ物が血糖値を上げ、満腹中枢を刺激してしまうから。脳が満腹を感じてしまったら、胃の余裕は関係なく飲み込めなくなってしまいます。勝負は30分。時間を掛けてはいけません。つまり、大食いとは時間との戦い、早食いが命なのです。

それが、たったひとつの冴えた食べ方。

それではご覧頂こう、BIG丼との戦いを。（※ケイジは元来大食いではありません）
（BGM：Rock'in The Free World :Neil Young）
■スタート　18:15うわ、想像以上にでけぇ・・・。 BIG丼大盛り800円。安い。 お腹減ってます。美味しそう。
BIG丼大盛り800円。安い。
　豚肉の炒め物、野菜炒め、スクランブルエッグ、もやしのナムル、唐揚げ、麻婆豆腐が容赦なく盛られ、ご飯だけでも3合分ほど。器の大きさは洗面器級。水張って顔付けたら溺れる大きさです。僕の体の幅くらいあります。

これで\800は不当に安い。重くて器なんて持って食べられません。

多分、普通の家族4人で分けて食べられる量です。一人200円です。
■６分後　18:21美味い、熱い、減った気がしない。
美味しい。熱い。		 真ん中から食べていく。
真ん中からまんべんなく食べる。
　お腹減ってるので快調にバクバク食べます。給食の時の三角食べを思いだし、まんべんなく六角食べ。スプーンを休み無く口に運んでるんですが、

ちっとも減った気がしません！！

食べても食べても減りません。相変わらず6種類の具とご飯が器に鎮座ましまします。アゴが疲れてきました。
■１７分後　18:32そろそろ違う味にしないと・・・・。
紅ショウガさん、助けて！		 かなり減った。勝負はこれから。
紅ショウガ投入。
　15分間アクセル全開で食べました。大分減りましたが、既に胃が限界。ベルトを緩めてクロムウェル解放です。

　味に変化を付けないと食べられないので紅ショウガ投入しました。味変です。酸味が爽やかで嬉しい。スクランブルエッグの油がちょっとキツイ事になってきました。麻婆豆腐は口に入れられません。ナムルが救いですが、残りが少ないので大事に大事に。
■２７分後　18:42吐きそう。
口の中がBIG丼で一杯。		 喉が飲み込むという指令を拒否。
あと二口が食べられない。
　あと一口、二口が食べられません。口の中で咀嚼する時間が異様に長くなってきました。飲み込めないのです。唐揚げがあと一つ、野菜炒めとご飯があと一口。

先生！ギブアップしてもよかですか？！
■３０分後　18:45あー、モンゴル行きてぇ。
遠くへ行きたい。		 意外な伏兵、唐揚げ。
根性見せろ。
　あと唐揚げが一つです。これ食べれば終わりです。そう、終わりです。でも正直言って、

吐きそうでした。

一生懸命に吐き気と戦ってます。爽やかな映像を想像して気分を変えようと必死なのです。左の写真、遠くを見てる様に見えると思いますが、その通りです。この時、

僕の目にはモンゴルの草原が見えてます。

遊牧民と広大な草原の、悠久の暮らしを想像しています。僕はなんてちっぽけなんだろう。これだけの器のご飯が食べきらないなんて。ああ、なんて下らない事で苦しんでいるんだろう。

　ピッ！と聞こえたシャッター音で我に返り目を器に戻すと、唐揚げが一つどんぶりの中央に残っていました。ああ、ここは筑波だ。RanRanだ。残りは唐揚げ一つ。それが異様に巨大に見えました。そう、まるで、

初期の大豪院邪鬼の様に。
邪鬼様でかすぎです！！
■３２分後　18:47お、終わった・・・・。
みそ汁が美味しい。

完食！！
食べきったよ！！
　最後に残った強敵、唐揚げもどうにかみそ汁で流し込み完食しました。

YATTAー！！

でも、今にもマーライオンのように口から噴水しそうです。食べてる間に考えた事は、

「残したりしたらネタとしてオチが付けられねぇ・・・」

という芸人魂。いつの間に僕は芸人になったのか。

　しかし、僕が苦しんでる間に、近くに座った女子二人がBIG丼(小盛りか普通盛り)を「あはは、流石BIG丼だねー」なんて言いながら余裕で食べて出て行きました。

筑波は土地も食べ物もBIGですが、胃袋もBIGです。

　確かに食べきりましたが、感じたのはなぜか、敗北感でした。ぼくは茨城に、筑波に完敗しました。負けました。

　自分の小ささを実感してRanRanを後にしました。食道までBIG丼で一杯になった体を引きずるように、弱々しく、生まれたばかりの子鹿のような足取りで。

さようなら、RanRan。またいつか。
（BGM：To Be With You :Mr.Big）


■まとめ。
う、うごけん・・・。 　茨城はデカかった。ジャスコもデカかったしBIG丼もデカかった。実験施設もデカかったし、筑波大学も広大だった。デカかった、デカかった、デカかった・・・・。

　他にも牛久大仏もあるし万博跡地もあります。茨城はデカイものだらけです。

　そんな、デカイものだらけの茨城を楽しんでみてはいかがでしょうか？イバラキの方も、生まれてアンラッキーなんて思わずに（思ってないか）、イバラキのデカイモノを誇ると良いと思います。ちっぽけな僕はすっかり圧倒されてしまいました。

デカイぜ、イバラキ！！
（BGM：Shiny Happy People :REM & Kate Pierson）

最後にBIG丼GIFアニメをお楽しみ下さい。
変わっていく表情にご注目下さい。


お・し・ま・い。
おしまい