■ 走れ!!雪ダルマラソン!!! 1/2
お風呂で渦を作っちゃおう

■寒いのは嫌い。でも、雪は好き。



 僕の実家は南房総天津小湊町(去年合併して鴨川市になったけど)にあります。雪が降るなんて事はめったになく。3cmも積もれば学校は休みです。今思えばあれは、先生が車で雪道を走るのがイヤだったからだろうなぁと思いますが、そんな感じで雪が降るのは、台風上陸と同じくらいの一大イベントだったのです。

 だから、神田で雪だるまフェアが行われると言うことを知って、是非行きたいと思いました。思いました。思いましたが・・・・、よりによって行ける日が大雪になってしまったのはネタの神様のせいでしょうか。ロマンスの神様と違って結構な残虐性を持っているようです。


■雪だるまフェアとは。そして、なぜ雪ダルマラソンなのか。

 雪だるまフェアとは、小川町とか靖国通りとか千代田区とかその辺の商店会と群馬県嬬恋村とのコラボレーションでシナジーな企画で、今年で5回目を数えるイベントです。

 わざわざ群馬県から雪を運び込んで、今年は37体の雪だるまをこさえて商店街の発展を祈願する偶像崇拝による儀式で、処女の女子大生が生け贄に捧げられるという忌まわしい面も秘めているというまことしやかな噂が風説の流布です。

 なんていう与太話は置いておいて。雪が大好きなケイジは是非行ってみようと思い、丁度お昼から秋葉原で待ち合わせがあったのでその前に寄って来ようと画策したのであります。しかし世の中そう上手くは行かない。起きるのが遅れて、簡単に言うと当日のあまりの寒さに布団から出られず出発が遅れ、現地に着いたのが11時37分。待ち合わせは12時丁度。

23分で、いや、移動分を考えたら15分で廻ることになってしまいました。

ではご覧下さい。15分間、ダッシュで撮りまくった雪だるまの数々を!!

■2006Winter雪だるまコレクション。
11時37分。到着。



 東京メトロ神保町駅の出口を登ると、いきなりの小学館攻撃。いきなりこんなん載せて大丈夫だろうか。小学館はディズニーに匹敵するほど著作権に厳しいと言うけど。でも、まぁ、大丈夫か。だってこれ、



「どらだるま 」

だしな。こんな感じで次々行きましょう。なにせ時間がありません。

11時39分。2体目。



お次は・・・・。パラボラアンテナ?と思ったらなんだか根元に腕のような物が生えています。・・・サボテン?看板を見るとなるほど、



「メキシコ風雪だるま」

だそうです。そういえば上の写真の赤い人は、母を3千里くらい訪ねてそうな感じでポンチョに風はらませております。流石メキシコだぜ。って思ったけど、アンデスとかその辺とメキシコって全然場所が違うと思った。


11時40分。3体目。



急いで移動して3体目は謎のはっけよい。なんだろう、これ。いよいよ偶像崇拝っぽくなってきた気がします。なんだか禍々しい。ではタイトルなどを見てみましょう。



チーム名「七穀米」:作品テーマ「情熱大陸」

オレ、頭固いのかなぁ。DSのなんとかトレーニングとかやろうかなって本気で思った。


11時41分。4体目。


 4体目の雪だるまはTVの取材を受けていました。そこから聞こえたのは「クレオパトラ」とかそういった単語であったはずですが、作品テーマは、



「マイブーム。」

 上智大学の人が考えることがよく判りません。上の明治大学もよく判らなかったので、きっと偏差値が低い人には判らない世界なんだと思います。頑張って傾向と対策とZ会と進研ゼミをやろうとおもいました。あ、あと公文式も!!


11時41分。謎の鳥。



 5体目の雪だるまは謎の鳥。なんだかケーブルTVのマスコットキャラクターみたいです。その名は、「あらぶんちょ」とのこと。



 しかしgoogleイメージ検索をしてもそれっぽイメージが出てこないので、実態を持たないメタ的な存在なのかもしれません。自分で何言ってるのかよくわからないけど。


11時42分。6体目。


 6体目の雪だるまはイベントスタッフ製作との事で、他の雪だるまが軒並み制作中だったんですが完成してました。さすがスタッフです、手際良いです。元々直方体だったと思われる雪の塊。その四角形を上手く残しつつ雪だるまとして仕上げた手腕は流石。っていうか、

手抜きじゃね?

11時42分。残り8分。



急げ急げ!!残り時間は少ないぞ!!ここで雪だるま通りから離れて、広場で行われているイベント会場へ行きました。場所がよく判らずに30秒ほどロスったけどどうにか見つけることが出来ました!ネタの神様がロマンスの神様になりかけてる!!



 イベント会場にはいくつかのテントが張られ、物産展などが行われていました。嬬恋名産っていうとキャベツくらいしか思い浮かばないんですが、こけももジャムとか売ってたんでしょうか。見てる時間が無かったのが残念です。



奥にはかまくらや、ジオングみたいな雪だるまがありました。



 どうもここは宝探し会場だったようで、アナウンスのかけ声で子ども達が一斉に解き放たれ、それぞれ雪を掘り返したりしていました。あいつら、犬だぜ。このクソ寒い中アホみたいに走り回りやがって。アホかっつの。

・・・・・オレもだ_| ̄|○


11時46分。7体目。



 ここんちは他のチームと違って子どもが多めでした。他のチームはわりと大学とかそういう団体が多いんですが、ここは違うみたいです。一体何の集まりでしょう。可愛い雪だるまや子ども達から想像するに、さぞ可愛い団体名なんでしょう。



「魁!神田塾」

ウハッ、真逆!!

 しかし作品テーマはなんとも可愛く、「仲良し家族雪だるま」とのこと。笑いの基本はギャップと言いますから、その基本を忠実に守っていると言えます。子ども達の動員といい、侮れません。なかなかのやり手と見ました。雪だるまもなかなかクォリティ高く仕上がっていました。




11時46分。8体目。



 さてさて、そろそろ書くのも読むのも辛くなってきた8体目はカタツムリ。なんだこりゃ?と思って看板を見たら、



「電機大学だからでんでんむし」

でした。まさかのダジャレです。


11時47分。9体目。



 さぁ、残り時間も少なくなってきた9体目。9体目・・・・。なにこれ??



か、可能性。

た、たしかになんにでもなれる可能性を表現出来てるかもね!前衛的だよね!!


11時47分。10体目。



10体目はなにかのクリーチャー。タヌキ?たぬきだとして、前にあるハート型の物は一体。まさか・・・。っ!!!

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・。

まさか!!

きんt




 「心の声」だそうです。つまり、心の中で歌う「たんたーんたぬきの金他魔がぁ〜♪」を表しているんでしょう。この、微妙に隠す感覚が大陸エロの真髄であり、エッチな本に乳首を出しただけで死刑になってしまうと言う素敵国家で育まれたエロスに違いないのだ。


■後半につづく。

 長くなってきたので残りは後半に続きます。残り5分のダッシュ加減をお楽しみに!!

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