■ 燃えあがれ僕の青春!!高校生のアレを燃やす。


■気が付いたら29でした。


何が燃えているのか?

 いつのまにか29歳になっていました。やってることは10年前と大して変わらないのに時間だけが過ぎ、周りがどんどん変わり、気が付いたら29歳になっていました。

 高校時代、僕は電算部という文化部に入っていました。簡単に言うとコンピュータ部で、真夏なのにエアコンで寒い電算室に籠もり、ただただプログラムを書いていました。その頃同級生は、真っ黒に日焼けして青春を謳歌していたというのに・・・・。

そんな高校時代に溜めていた物があります。


■本編の前に豆知識をひとつ。

  さて。溜めていた物を紹介する前に一つ耳寄りな情報をお教えします。それは、

「顔の脂は低温になると固体になる。」

という事です。顔の脂も所詮は脂ですから周りの温度が下がれば固体になります。では早速その脂を採取して固体にしてみましょう。


オッサン丸出しですみません。

 用意するのはパスネット。それを、1日を終えて脂をたたえたおでこに当てて脂をこそぎ取ります。そうして採取された脂がコチラ。



 いやー、取れましたね。僕はいつもこうやって脂を取っているのであぶらとり紙なんて使ったことがありません。エコです。

 そしてこれを低温の場所、簡単に言うと僕の部屋(真冬でも暖房無し)に放置しておくと固体になります。


クリップを伸ばして採取します。

という訳で、これを踏まえて高校3年間で溜めた物をご覧ください。

■3年分溜めた物がこちらです。

ジャーン!!


(※あんまりなのでモザイク掛けました。元画像を見たい方はクリックしてください。)

顔の脂3年分〜(猫型ロボの声で)。

 あはははは、気持ち悪い!!3年分も溜めるなよ!!しかも、それを10年間も大事に持ってるなよ!!いやー、しかし1日で1滴分程度しか取れない脂ですが、流石に長期間溜めるとなかなかの量ですね。

で、

今日は、

これを、


燃やします。


■これを燃やします。

 いつまでもこんな物を持ってちゃダメだ。こんなキモイ物をいつまでも持ってちゃなんねー。持ってちゃなんねーのよ。人に見せよう物なら、100%引かれるのよ。だから、燃やします。10年の時を経て、男子高校生が出した顔の脂を燃やします。

っ、さよなら!!僕の思い出!!


10年前から随分色も変わりました。最初は白かったのに。

脂を湯煎して溶かし、それを容器に開けます。そして芯を挿して火を付けると・・・。


そこに見えるのは、

オレンジ色の・・・ でかっ!!

炎、でかっ!!




■燃えろオレの青春!!

もの凄い勢いで燃え出しました。

 当時D組のR君よりも高いテンションで燃えだした僕の脂。高校生の頃まぶしかったR君、人気者だったR君、そんなR君にも負けない勢いの、僕の、

脂。

がんばれ脂!!燃えるんだ!!

と言うことで、燃える様をムービーでお楽しみください。



 素晴らしい燃えっぷりです。癒されます。でも実は、なかなかになんとも言えない匂いが漂っています。嗅いだことのない匂いというか、風呂に入ってない男子高校生をギュウギュウに詰めた部屋の匂いというか。多分、青春の匂い。

少し気分が悪くなってきましたが、更に燃やします。


■盛大に燃えました。

 更に勢いよく燃やすべく芯を増設しました。ツインカムとかツインターボとかツインシュートとか、つまりツインってのは凄いので、僕の青春もツインで燃やすことにしました。

これがまー、良い燃えっぷり。流石ツイン。これもムービーにしましたところ、驚きの現象が起きたのです!!



 これまはさに天ぷら火災のメカニズム!!二つだった炎は一つに融合し、最後には容器全体に広がる大きな火柱に成長しました。



これはきっとアレだ。

 二つの炎はつまり高校生の僕と今の僕。それらが融合してこれからも生きていくという暗示。メタファー。過去も現在も、そして未来も全ては繋がっている!!迷わずゆけよ、ゆけば判るさ!!って事に違いない!

ありがとー!!

と言うことで炎からのメッセージを受け取ったところでまとめに入ります。最後までお読み頂きありがとうございました。


■さよなら青春。


(パチパチという音は脂が跳ねる音です。)

 高校時代の脂は盛大に燃えました。吹き消そうとしてもなかなか消えない炎の力強さに励まされました。それが、顔の脂による炎と言うことも忘れて。10年の時を経て送られたエール。

黒い脂から立ち上る炎のように、これからも頑張って行こうと思います。


一生懸命吹き消しました。


■おまけ
 まな板、焦げた。






お・し・ま・い。
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おしまい。