4月末からはじめて、有り余る時間をキチガイのように投入して進めている書籍電子化。そろそろ500冊を超えようかというところで、消耗品であるゴムパッドが減って重送(紙を複数枚一度に飲み込む)が多くなってきました。1冊100枚ほどとしても、×500で5万枚ですから十分寿命です。というわけで、普通なら部品を取り替えるわけです。
メーカーサイトに載っているとおり、1000円程で買えるようです。
交換部品 (ScanSnapシリーズ)
でもさ、ちょっとこのパーツを見てご覧なさいよ。S1300のパッドユニットです。
減ってるのはゴムパッドの部分だけなんですよ。つまり、ゴムだけ替えればいいわけです。金属部分は小さな爪で止まってるだけなので簡単に外せます。外すとこんなの。
ゴム部分を替えるのも簡単です。どう見てもゴムパッドのパーツ代としては1円とか5円とかそんな感じで、これに1000円も出すのはいささかバカらしい。こういう消耗品で稼ぐから本体価格を抑える、というビジネスモデルもあるかと思いますが、そういう企業の都合に付き合えるほど裕福じゃないので、ちょっとホームセンターに行ってゴムの板を買ってきました。
エラストマーシートというらしいです。10cm×10cm、厚さ1mmのゴム板です。もともとのゴム板は1.2mmだけど売ってなかったので1mmにしました。表面はちょっと摩擦係数高めな感じ。現物を持って行って、手触りを確かめて近い物を買ってきました。
で、これをカットします。
幅17mm、高さ13mmです。高さ(というか長さ?)は元のゴム板が最初どのくらいの大きさだったのか判らないので商品画像からの推定値です。もしかしたらもっと短くても良いかもしれません。
カットしたら次は穴を開けます。
穴を開けるには穴開けポンチという道具を使います。一緒にホームセンターで買ってきました。穴は直径1.5mmと2mmのを開けるので、その大きさが開けられる物を選びます。写真のは800円でした。手芸屋さんにも売ってますが、2000円位するし、小さな穴のは売ってないので工具屋さんで買うのが良いと思います。穴1種類用なら300円程度です。
穴は前述の通り、直径1.5mmと2mmで開けます。両方とも、奥から3mm、左右の端から3.5mmの位置に開けます。左右の穴の大きさが違うのは、セットするパーツの突起の大きさが違うためです。
穴開け出来たらパーツにセットします。
金属のカバーを付けたら完成。
ScanSnapにセットして普通に使ってます。最初は摩擦が大きすぎるのか吸い込みが悪いですが、そのうち馴染むと思います。なんなら紙やすりで削っても良いと思います。
という感じで、結局1000円くらい掛ってますが、今後は追加投資無しで換えのパッドを作れるようになりました。あくまで自己責任ですが、大量に本を電子化する人は参考にしてみてください。
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