どうもこんにちは。お久しぶりです。
最近は書籍電子化にはまりまくってまして、家にある紙をどんどんパソコンに取り込んでおります。1日10時間以上作業してて、2日で100冊を取り込みまくりました。1時間辺り5冊くらいなので、作業的にはかなりの地道さが要求されます。正直つらい。
でも、本が1冊ずつ電子化され、PDFになってパソコンの画面に並んでいくのが楽しくて仕方なくて続けてしまいます。もはや、省スペースとか閲覧性とか検索性の向上、ユビキタス、なんてのはおいといて、単に本をパソコンに取り込む事が目的になってるかも。
始めたのは4/27。一昨日です。
本の電子化にはまず、裁断機とドキュメントスキャナが必要なのでAmazonで購入。26日の午前にカッとなって買って、翌日の朝にScanSnapと裁断機が届きました。Amazonさん、最近仕事が異様に速いです。
買ったのは、ScanSnap S1300とPK-513L。合計で5万5000円くらい。趣味の道具としてはやや高めの部類かなと思いますが、ScanSnapを上位機種のS1500にすると+2万円ですからね。これでも安い方。裁断機は中国製の安いのが1万3000円くらいであったのですが、評価が今ひとつだったので高いけど日本製のにしてみました。だから安く揃えれば3万5000円くらいでスキャナと裁断機が揃います。
ScanSnap S1300とScanSnap S1500の違いですが。
・S1300の方が小さい。1.4kgなので重量で約半分。 ・S1500は重なり検出(超音波センサー)がある。 ・S1500はAcrobatが付いてくる。S1300にはAcrobatが付いてません(向きや傾きの補正は付属ソフトのScanSnapOrganizerで出来ます)。 ・S1500は非球面レンズを使ってたりCCDだったり光学系が豪華。 ・S1500はA3キャリアシートが付いてくる。 ・取り込み速度が、S1500は1分間に最大A4で20枚、S1300は8枚。倍以上違います。
というわけで、流石倍近い価格差があるのでS1500は高性能っぽいですが、まぁ、そこまで取り込み品質に強いこだわりが無ければS1300でもいいかなと思います。とにかく小さいし。1分8枚でもなかなか速いです。
さて、本を電子化をするにはまず解体が必要です。って事で、裁断機で本の背中の部分を切り落としますが、ここで注意。雑誌類とか多いんですがホッチキスで止められてるのありますね。それを裁断機で切って、刃に当たると刃こぼれが起きてしまいます。僕は1冊目、ニュートンを裁断したらいきなりやっちゃっていきなり刃こぼれしました。泣ける。
くれぐれも注意が必要です。風の谷のナウシカもホッチキス止めなので切るときは注意。ホッチキスを取るか、刃に当たらないように深めに切る必要があります。
本の解体について参考にしたのはここ。↓ 本の電子化を始めたのでまとめる。 http://machine.livedoor.biz/archives/51436399.html
この人は背表紙を切っちゃってるけど、僕は表の表紙に付けて取り込んでます。その方がサムネイルが並んだときに嬉しいから。多少よれは出るけど、背表紙がある方が断然嬉しいす。
こんな具合に取り込めます。
大きめの本は縦に、漫画の単行本なんかは横にして取り込むのが上手く取り込むコツ。ホントは全部横方向で取り込みたいんだけど、雑誌は幅が大きいから横方向に置けないのでやむを得ず縦になってます。
2010/05/07-18:54:40-------------------追記 今は雑誌も漫画も全て縦で取り込んでます。その方がページの回転をしなくていいから楽なので。たまにちょっと傾いて機械が吸い込みますが、傾きは補正されるので問題ありません。 ------------------------------------
雑誌はカラーグラビアとか白黒の紙とか、紙の種類が多いから取り込むのが結構大変で、重送も頻発します。カットも難しいしなかなかやっかい。でも取り込んだあとサムネイルが並ぶと嬉しいので地道にやってます。
漫画の単行本はわりと取り込みやすいです。解体もやりやすくて初心者でも簡単。ただ、取り込んだあとに内容の確認(用紙の向き、ページ抜け、スキャンの失敗等)をしてるときに普通に読み始めちゃったりして余計な時間が掛ったりするので侮れません。
まだまだ残りがありまして、取り込み待ちの本が山積みです。雑誌類はかなり終わったので残りはほとんど漫画。読まないようにして頑張れればGW明けには全部取り込み終わってるはずです。いや、原稿とかプログラム書きもしろよって話ですが。
2010/05/07-18:56:29-------------------追記 取り込むうちに、あ、これも、あ、あれも電子化しようと、電子化の対象が広がって冊数が増えてしまい、まだ300冊は残ってます。400冊は終わったんですが・・・。 ------------------------------------
こうして取り込むと本棚が片付いて省スペース、っていうのも嬉しいけど、本棚まで行かずにパソコンから本の資料を見られるのが嬉しいです。Dropboxに入れたりiPhoneのGoodReaderに入れておけばどこでも見られるわけです。家の本棚をネット上に置けるんですね。いやー、すばらしい。PDFだから検索可能にも出来ます(OCRソフトが添付されてます)。紙の本みたいに傷むこともないし、ただひたすら便利です。
問題は、デジタルデータなので消えるときは一瞬、って事ですがバックアップを取ってあるので多分大丈夫なんじゃないかと。一通り取り込み終わったらブルーレイディスクにでも焼いて実家に置いておけばいいかなーと思ってます。
悩ましいのが、データ化すると本は裁断しちゃうので使用不能、捨てるしか無いって事です(いや、捨てるためにやってるんだけどさ)。だから紙の本で持っておきたい本はデータ化出来ない。データと紙の本、両方を手に入れるためには2冊買う必要があるって事です。日本のAmazonも、紙の本買ったら電子書籍をダウンロード出来るようにしてくれないかなー。したら自分で取り込む必要が無くなって楽だし嬉しいんですけどね。
なんにせよ、本の電子化は非常に愉快なのでみんなやったら良いと思います。なんとなく捨てられないんだよなーっていう紙類をどかどか捨てられるようになりますよ!
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