『メアリと魔女の花』を見てきました。
スタジオポノック第1回長編映画。監督は『思い出のマーニー』の米林監督。
子供向けな部分も大人向けの部分もどちらも面白かったと思います。
ストーリーはとても分かりやすく、気持ちを言葉で言ってくれるので誤解がありません。
うるさい大人は「感情を言葉で説明するなんて!」と怒り出しますが、子供もターゲットにしてる映画ですので…。
話の根幹はおそらく『コントロールできない強大な力と、それに立ち向かう少女の勇気』みたいな感じかなぁ。
3.11的な影響も見られます。その辺はとてもジブリっぽい。
で、その辺は個人的にはどうでもよくて。
エンドア大学が出てきた辺りで、あー、これは自分たち(米林監督)の物語なんだなぁ、と。
つまり、
メアリとピーター=米林監督 大叔母様=庵野秀明 エンドア大学=スタジオジブリ 強大な魔法=宮﨑駿 校長先生=日テレ ドクター=鈴木敏夫 昔の実験で失敗した学生=宮崎吾朗 解放された動物たち=ジブリのアニメーター
こんな構造かなって(僕の勝手な解釈です)。
あるいは
メアリ=西村義明(スタジオポノックの社長) ピーター=米林監督
かも知れない。
そういうのを勝手に解釈しながら見ていたら、これがめっぽう面白いのです。
最後に出てくる『感謝 宮﨑駿 高畑勲 鈴木敏夫』で笑いました。
あと猫が可愛い。ひたすらに。
そんなわけで、『メアリと魔女の花』はとてもおもしろかったので未見の方は是非劇場へ。
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