3月にカンブリア宮殿で見たエースコックの『鬼シビ辛みそラーメン』がイオンで安売りされてたので買ってみました。
定価は200円だけど108円で売られていたことから、大量に売れ残ったのを利益無しか赤字で処分したんだと思われます。
実食 味は、名前通りの痺れぶり。山椒が凄まじく、舌が痺れて味がしなくなるほど。とにかく辛くて痺れます。
スープの表面にある緑色のは、パセリをちぎって後から入れたものです。
麺は太めでしっかりしており、強いスープに負けないように頑張っているけど、まぁ勝てないよねw。
レビューの酷さと愚かな消費者、甘い開発 これは好き嫌いが分かれる味だなぁと思ってAmazonのレビューを見たら、『不味い、舌が痺れるだけで味がしない』みたいな★1レビューのオンパレード。そりゃそうだw。
っていうか、パッケージにも書いてあるし、『EDGEシリーズ』はそういうコンセプトなんだから。『驚き×やりすぎ』ってコピーが見えないのだろうか(見えないんだろうな)。
また、これは日清以外のカップ麺はだいたいそうなんだけど、スープの素が溶けにくい問題があります。食べる前に結構混ぜたけど、それでも底に味噌が溜まってました。
『辛い以外の味がしない!不味い!』って書いてる人は、ちゃんとスープを溶かさなかったんじゃないでしょうか。
味噌はカップの底で固まってて、上に掛けたスパイスと辣油の味しかしなけりゃおいしいわけがない。辛いだけのお湯を飲んで『不味い!』ってそりゃそうだ。
もしくはシンプルに山椒の味が嫌いとか。「買うなよ」以外に掛ける言葉がありません。
作り方のところにはしっかり『スープがとけ残らないようによくかき混ぜてお召し上がりください』って書かれてます。赤字で四角で囲って太字にしている事から、開発側は味噌が溶けない問題を認識していると思われます。
しっかり混ぜれば辛い中にも味噌の味があり、全体としてはかなりおいしい『激辛カップ麺』です。フードライターの僕が言うんだから間違いない。この味が判らないとしたらバカ舌です。
まとめ 個人的には、山椒好きだし、ちゃんと混ぜれば味噌の味も判るし、麺もおいしかったので108円なら買い占めてもいいなって思いました。200円だとちょっと微妙だけど、このスパイスの量は本来108円では無理でしょう。108円は超お得です。
そして、つくづく思うのは、商品コンセプトを理解しないで手を出して、説明もろくに読まずに文句を言う消費者の愚かさ。そして、難しい商品を作ってしまう開発側の傲慢さ、理解してもらえるだろうという甘え、期待の空しさです。
理解してくれる人だけに向けて作るか、理解される努力をするか。
はたまた無難な商品だけを作っていくか。でもそれじゃつまらない、エッジが効いた商品を放って消費者を試してやろう!って意気込みを感じるエースコックのこの感じ、僕は好きです。
さて、イオンに行って10個くらい買ってこようかな。いっそ箱で買ってやろうか。
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