奥多摩の鷹ノ巣山に登ってきた。奥多摩駅からバスで15分。水根の登山口から一気に1200mを登る。これがまー、しんどい。ほとんど延々登り。鷹ノ巣避難小屋に行くための巻き道以外全部登り。丹沢ほど暑くはないんだけど疲れた。
丹沢ほど暑くない秘密は、湿った森林の中を歩くから。沢が多くて冷たい水が流れてるせいか、山を登ってくる風が冷たくて気持ちいい。ほとんど木陰なので帽子もいらない。
谷には水が流れていて小さな沢になっている事が多かった。直接飲むとお腹こわすかも知れないけど、簡易浄水器なんか持っていたら水には困らないだろう。水の残量を気にしなくていいってのは素晴らしい。荷物で一番重いのは水だからだ。
鷹ノ巣山山頂近くの鷹ノ巣避難小屋から200mの場所には水場がある。涌き水なのでお腹が弱い人は沸かして飲む必要があるが、まぁ、僕は気にせず飲んじゃう。これが非常に柔らかくて、しかも冷たくて美味いのだ。これを使ってカップ麺を食べた。
お昼はカップ麺とおにぎり。山で食べるカップ麺はウソみたいに美味い。今回はリフィルタイプのカップヌードル(中身だけ)を買ってきた。これ、1個130円くらいだった気がするが、そもそもスーパーではカップヌードルが90円くらいで売られているので値段的には全く意味がない。詰め替え用を買うくらいなら普通にカップヌードルを買った方が安い。
第一、エコ的な要素は皆無に等しいのにエコを謳っているのが醜悪だ。
が、山に持って行くには良い商品だと思う。かさばらないし、中身を食べちゃえばゴミも非常にコンパクトになる。荷物容量に余裕がある日帰り登山ならカップタイプでも良いけど、テント泊だと荷物の容量がシビアになるので、数10円高くてもリフィルタイプが良い。
袋麺を持っていくこともあるけど、リフィルのカップヌードルの場合具も入ってるので嬉しい。海老や謎の肉が貴重なタンパク源になるって訳だ。シーフードも出ているみたいなので、今後は山に持っていくカップ麺はリフィルにしようと思った。
下界では全く意味のない商品でも、山では重宝する。いまいち売れて無さそうなので、いつ生産終了するか判らないリフィルタイプカップヌードル。この際、ケース買いでもしておこうかなーなんて思っている。
鷹ノ巣避難小屋は避難小屋の中でも寝られるんだけど(綺麗に使うように注意が書かれてる)、すぐ脇に広場があってテントが張れるようになっていた。
トイレもあるし(使った紙は持ち帰り)、水場もあるしテントも張れるし、石尾根縦走をする時に泊まる場所としていいなぁと思った。今度雲取山に行く時はここで1泊する計画にしようかなーと思った。
で、お昼休憩後に登って登って山頂に到着。
疲れたー!と思いながらも記念撮影。
季節柄仕方ないんだけど、やっぱりちょっとモヤってて、遠くの山は墨絵調。まぁ、1800mくらいの山で展望を期待しても仕方あるまい。という事で、さっさと下山。
下山は稲村尾根。最初のグラフを見ても判るとおり、ほとんど崖。誇張じゃなしにほとんど崖を延々下って、稲村岩の辺りでは本気で崖を下るような感じになって「アホか!なんじゃこの道!普通の鎖場より急じゃねーか!!」なんて毒づきながら下った。
バスの時間もあるので急ぎ気味で下ってどうにか下山完了。下山後のコーラが死ぬほど美味いのでコーラを飲みながらバスに揺られて帰りましたとさ。めでたしめでたし。
■鷹ノ巣山
累計標高 1614m
歩行距離 14.132km
楽しかったけど、稲村尾根はもう勘弁です。
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