

■キビヤック。
イヌイットが作る発酵食品で、キビヤックという食べ物がある。その作り方が、まるで悪い夢だ。
まず、アザラシを捕まえて中身を取り出す。内臓、肉、脂肪を取りだして皮だけにするのだ。もちろん中身は食べる。次に、アパリアスという海燕を捕まえる。虫捕網のような道具で捕まえるらしい。その数100羽ほど。ここでアパリアスを茹でるという話と、茹でずにそのまま使うという2種類の話があるがどっちが正しいかは分からない。
そして、そのアパリアスをアザラシの皮に詰め込むのだ。アザラシの中身がアパリアスに置きかわったら、アザラシのお腹を糸で縫い合わせる。丁度、中身に色々詰め込んで作るローストチキンの様な感じ。
そしてこれを、
地面に埋める。
もう、こっからが訳わかんない。地面に埋め、その上に石を積む。重しと言うよりもオオカミなどが掘り返さないように、という意味で石を載せるのらしい。そしてすっかり地面に埋まったアパリアス入りアザラシを、
そのまま2、3年放置。
時が来て完成したら、掘り返して発酵したアパリアスを食べるんだけどその食べ方がまたすごい。アパリアスの肛門近くの羽を抜くと、周りの組織ごと抜けて穴が開くのだという。そうして開いた穴から、すっかり発酵して液状になったアパリアスの中身を、すするのだという。
うわ・・・・、まじっすか・・・・。
その臭いたるや、ドラム缶にウンコをぶち込んで煮込み凝縮したような感じなのだという。しかしその味は人を虜にするらしく、探検家の植村直己さんはすっかりはまってしまったのだとか。
ホント、世の中広いなぁと思いました。僕は多分食えません。
[参考]写真のリンクとか色々あるスレ。 [参考2]キビヤック製作過程写真。
発酵食品といえば東京農大の小泉先生ですが、いっぺん小泉先生の講演を聴いた事があります。この先生、すごいなんてもんじゃなく、キビヤックはもちろん世界中の発酵食品を食べまくっています。心から尊敬してます。僕がナンプラーを作ったり、実は冷蔵庫で生肉を熟成させてたりするのはまんま小泉先生の影響です。偉人です。ええ。
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